いくら有名になろうが、ステイタスがあがろうが
彼らを苦しみから解放できるわけではない。
今日も自己矛盾に苦しむ。
いくら有名になろうが、ステイタスがあがろうが
彼らを苦しみから解放できるわけではない。
今日も自己矛盾に苦しむ。
私の知る限りでは、こんなところでしょうか?

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どうぞ買ってやってください。
出版記念パーティの予約も受け付け中です。

おかげさまでやっと本を出版することができました。
子供向けにという出版社の意向だったので、今回はツイッターのようなアグレッシブな感じではありませんが、当事者である子供たちの生の声が多く入った、貴重な本になったと思います。
つきましてはささやかながらパーティをやりたいと思うので、ぜひいらしてください。
私は、自分で言うのもなんだけど、それなりに頑張っていると思う。
それなのに、あーすればいいのに、こーすればいいのに、と無神経に言ってくる人が私は嫌だ。思いついたなら自分がやればいいのに、私を殺す気か。
最も私が言われたくないことは、「なんで連帯しないの?」
他の支援グループと繋がれ、一つになれ、と言いたいらしい。
そんな簡単じゃない、と答えると、それだからダメだみたいなことを言われる。
なんで私に言うの?
自分がやれよ。
といつも思う、
だいたい、この世界をちょっとかじった人にかぎってそれを言う。
私だって、そうしたいと思って走り回っていた時期もあった。
私のような無名で、ちょっとはねた人間なんて、誰も相手になんかしてくれなかった。
馬鹿にされる日々だった。
たまに一緒にやれたと思えば、手柄だけを横取りするような汚い人たちばかりを見てきた。
疲れ果てた私は、一人でもできる支援を常に考えていた。
SMS,漫画、記事、演劇、あらゆることを駆使してメッセージを伝えた。
自分の使命は、人々に伝えことだと思っている。
それが精いっぱい。
でも、みんな私にあれこれ言ってくる。
これは支援者だけが頑張らなければいけないもんだいなのか。
2017年では、面会の時、職員番号B1072の悪い噂をよく聞いた。
罵倒したり、挑発したり、病人が苦しむと個室に連れて聞き「逆らうな」と脅しをかける。腕を捻り上げ、相手がどんなに嫌がっても、いつまでもやめてくれない。
被収容者たちの証言によると、かなり忌み嫌われている職員だった。
私は面会室で、その卑怯者を必ず探し出すと被収容者たちに約束した。立場の弱いものをいたぶる行為は許せない。
法務省にクレームを入れ、B1072の名前を明らかにするよう団体で申し入れた。が、何かしてもらえることはなかった。
その2年後。
牛久入管で解放されたデニズさんが、わずか2週間で再収容になるかもしれないとのことで、心配した人達が30人近くあつまった日のことだった。
東京入管の1F出頭申請者待合室でデニズさんとみんなで付き添っていた。
すると、10人ほどの職員がぞろぞろと出てきて、待合室のソファーの周りを囲みだした。
ああ、デニズさんは収容されるのだな・・・悲しい直感がした。
私は職員たちに
「私たちは、デニズさんが捕まっても暴れたり、騒いだりはしない。だからあなたたちが見張る意味はない。仕事に戻りなよ」
と話しかけたが、職員たちは「これも仕事です」「勝手に戻れない」と答えた。福山宏局長の命令だというので、そう答えるのはわからなくないが、彼らは結局、2時間以上たたされ、自分の仕事もできないようだった。普段、立ちっぱの仕事ではないのでだんだん足元がふらついてきて、「部屋が暑い」と職員たちが少しずつ不平を言い始めた。
しかし、出頭として呼び出される外国人たちは、この暑い部屋にいつもじっと耐えている。それがわかっただけよかったのだろうか。
更に昼が近づくと、職員たちは交代で食事のため消えてはすぐ戻ってきた。5分で食べてきたという職員もいた。なんたるブラック・・・。
話が大きくそれたが、私は職員、一人一人に話しかけた。どういう人たちか探るためでもあるが、割と良い情報もくれたりする。
ある背の高い職員に話しかけた。
「デニズさんさ、3年も収容されててまた再収容されるのってかわいそうじゃない?3年収容されても帰れない人は、やはり帰れないんだよ」
「果たして、そうでしょうか?」
ゾッとした。
低くゆっくりと反論してきた。地の底から聞こえるような、冷たい声、馬鹿にしたような目つき。明らかに外国人を侮蔑しているような言い方。
私はふいに職員のバッジに目がとまった。
「1072」
ちょっと太め、眼鏡、ニキビのあと。ひげ・・・はないが被収容者たちの言っていた特徴と似てる。
「あなた部署は?」
「〇階、〇部門です」
「あなた、以前は処遇部門にいた?」
「はい・・・」
「牛久にいたこともあるね?」
「はい・・・」
「番号はここ数年変わってない?」
「はい・・・」
「『B』がないけど」
「前はあったかな?、どうだったかな」
「ひげは?」
「男なら、はやしてた時期もあるでしょう」
間違いない。ここまではなんて素直、ありがたいわ。
「あんた、Aさんや収容者を虐めてたね?」
「Aさんなんて、たくさんいるのでわかりません」
Aさんの名前はとても珍しい。
「〇炎の病気だった人だよ」
「〇炎の人なんていっぱいいるからわかりません」
そんなわけあるか。
「見つけた。やっと会えたね。ずっとあなたのこと探していたよ」
1072の目を睨みつけた。
「ちがいます、ちがいます」
と、さっきとうって変わって動揺を示したが、間違いようがない。
うわさに聞く収容所内での威勢はもう、そこにはなかった。
さすがに私の腕を捻り上るはけにもいかないだろうけど。
2時間以上、彼は私や30人近くいる支援者に囲まれ、ずっと針のむしろだっただろう。この場から消えたくても、福山さんの命令がなければそうはいかない。
1072のことを知ってか知らずか、たまたま出頭に来た外国人が1072に向かって怒鳴りだした。大勢の職員がずっと突っ立っていることが気に障ったのかもしれない。
私が
「腕は捻り上げないの?」
と意地悪な質問をしてみたが、それに答えることもなく、怒鳴ってくる外国人に反応することなく終始、じっとしていた。
結論、人に意地悪すると結局、自分に返ってくるということだね。まだまだ返りきってないかもだけどね☆